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トップトラベルギター>ラニカイ テナーウクレレ LU6
June 2008

6弦テナーウクレレ☆ラニカイ LU6
ギターにアレンジ
レギュラーチューニングで楽しむ!




ハワイのブランド Lanikai (ラニカイ)の6弦テナーウクレレLU6




今回はウクレレの話である。6弦テナーサイズ。6弦といっても6弦4コース。ハワイのブランド、ラニカイのLU6というモデルだ。弦長、ボディサイズはヤマハのギタレレとほとんど同じ。並べてみるとその大きさがよくわかるだろう。左からラニカイのLU6、ヤマハギタレレ、ギタレレ改fホールモデル






今回はこのラニカイLU6を6弦4コースから6弦6コースにしてしまおう、という試みである。そしてギタレレでも試した方法でギターと同じEADGBEのレギュラーチューニングにして、ギターとし楽しもうというわけだ。

このウクレレ、サイズ的にはギタレレとほとんど同じ。ただし、6弦4コースのウクレレであるからネックが細い。ナットも当然6弦4コース用に溝が切られている。そして、ブリッジの弦を通す穴の位置が6弦6コースのギターとは違っている。ここをどうやって対処するかが今回のキーポイントとなるわけだ。

ネックの太さは変えようがないので必然的に弦の間隔を狭めることにする。ギタレレは8ミリ。スチール弦のマーチン5−15で7ミリ。このラニカイLU6を6弦6コースにするにあたっては6ミリに設定。演奏のしやすさを考えるとせめて7ミリはほしいところだが、この狭いネック幅ではどうしようもない。とりあえずナットをはずして、新しいナットと交換。ナットは人工象牙を使用。加工して均等に6ミリ間隔で溝を刻む。

ブリッジはプラスチックのブリッジ用下駒を使用。同様に加工するのだが、このときは7.5ミリ間隔で溝を刻んでおく。普通、下駒には溝は付けないものだが、ブリッジの弦穴が6弦4コース用に配置されているので、下駒に溝を付けて6本の弦間隔を強制的に均等に配置しなければならない。溝は弦の横移動を抑えるためのものなのでしっかりと深く刻む。

実際にここまでやってみて、あとは微調整である。もともとLU6はウクレレのためか、弦高が高めに設定されていた。ブリッジの下駒はぎりぎりまで低くした。ナットも同様に調整しながら、低くしていく。12フレッドで弦高4.5ミリ(弦の上面まででジャスト5ミリ)。普段使っているギタレレと同じ高さに調整。弦間が6ミリと狭いため、弦高が高いと指がとなりの弦に触れてしまってうまく演奏できないのである。

当然、ギターと同じEADGBEのレギュラーチューニングにするために弦もそれように変えてある。
ショートスケールギターでレギュラーチューニングにする方法はこちら


結論からいえば、今回の試みの評価は…、これからである。実際に演奏してみると弦の間隔がすごくせまいので、演奏しずらいのだ。初めてヤマハのギタレレを弾いたときには弦間の広さに戸惑った。今度はそれになれてしまったために、弦間がせまいと指がもたつくのである。というわけで、今回の試みの評価は数ヶ月後に持ち越しである。このウクレレ、いやギター?を弾きこんで自在に奏でることができるようになれば、今回の6弦6コース化は成功といえるだろう。そして見た目には満足している。ヤマハギタレレのシンプルなデザインも素敵だが、楽器らしい装飾を施してあるラニカイLU6のルックスはうれしい。美しい仕上がりのスロッテッドヘッド、指板に施されたインレイやボディのバインディングは好みである。

ちなみにラニカイLU6のような6弦4コースのウクレレはカマカやGストリング、コアロハをはじめ様々なメーカーから出ているので、今回の試みがうまくいけば、今後、自分好みの一本を探し出せる可能性が広がりそうだ。コアロハからは6弦6コースのウクレレD-6も出ているがルックスがハワイアンテイスト過ぎて、ちょっと手が出せない。音色は大いに興味があるのだが。

ラニカイLU-6のスペック

全長 705ミリ
弦長 438ミリ
14フレッドジョイント
トップサイドバック ナトー
指板 ローズウッド


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