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July 2006
トップトラベルギター>ギタレレ
ギタレレは小さい。スーパーミニサイズだ。僕の持っているミニギターの中でもダントツ。スケール433ミリ、全長698ミリ。一般的なミニギターはスケールが540ミリ〜580ミリということを考えればそのサイズがいかにコンパクトかがわかるだろう。旅や散歩に持ち歩くことが前提のトラベルギターにはうれしいかぎりだ。



実際に比べてみよう。BとCは僕が以前よく旅行や散歩に持ちあるっていたギター。BはKヤイリのレディバード、Cはタイニーボーイのポーター。DとEはたまに散歩のお伴に持ち歩く。Dはマーチン5−15、EはクーダーのCM-2。Fはレギュラーサイズのギター。無名ブランドのニューヨーカータイプエレアコだ。その差がよくわかるだろう。

ただしこのギタレレ、ネーミングのとおりギターとウクレレの中間的存在なのだ。スロッテッドヘッドに12フレットジョイント、そしてナイロン弦。これだけ聞くとクラシックギターと同じなのだが、サイズ的にはテナーサイズのウクレレなのだ。そしてチューニングも違ってくる。

ギタレレのチューニング

ギターのレギュラーチューニングが6弦からE-A-D-G-B-Eなのにたいしてギタレレはギターの5フレットにカポをつけた状態のA-D-G-C-E-Aとなる。この音の違いがギタレレのサウンドをウクレレちっくにしてくれるのだ。



さて、ギタレレをどう位置付けるか。人によってそれぞれだとおもう。これはウクレレだ。いや、ギターだ。おもちゃだ、楽器だ。そんな話を耳にすることがある。僕にとってはコストパフォーマンスの優れたギターなのだ。ただし、僕のギタレレはちょっとした工夫をほどこしてある。

チューニングをギターを同じチューニングに変えてあるのだ。ギタレレの本来のパフォーマンスを引き出すためにはギタレレチューニング(A-D-G-C-E-A)がベストなのだろう。弦のテンションやボディサイズとの相性などを考えて設計されているはずだからだ。しかし、ギターをずっと弾いてきた僕にとっては多少の違和感を覚える。せっかく弦も6本あってギターと同じ作りをしているのだからギターとして使いたい。そう思えばおもうほど、ギタレレチューニング(A-D-G-C-E-A)をレギュラーチューニング(E-A-D-G-B-E)に変えたいとおもったのだ。

ギタレレをレギュラーチューニングへ

方法1
そこでます、弦を緩めてE-A-D-G-B-Eにしてみる。結果はきびしい。弦がゆるゆるで音には張りがない。もともと弦長が短いのでピッチも安定しない。

方法2
そこで今度はダダリオのハードテンション弦(プロアルテEJ46)に張り替えて同じことを試してみる。方法1のノーマルテンションの弦よりもテンションが高いのでE-A-D-G-B-Eにピッチを下げてもそれほど違和感がない。音色にも多少の張りが出てきたようにおもう。僕が気になったのは3弦の音色だ。ナイロン弦の音色の輪郭はまろやかなのだが、もっとエッジの効いた音がほしい。

方法3
そこで次に試したのが元のノーマルの弦を活かす方法。(ギタレレの弦は一般的なクラシックの弦使用可)6ー2弦までの5本の弦をそのまま、5ー1弦に移動させてしまうのだ。そして2弦のCを半音フラットさせてBにすれば5弦から1弦は(A-D-G-B-E)となる。ギターのレギュラーチューニングと同じだ。弦のテンションもギタレレチューニングとほぼ同じなので相性もよい。ハードテンション弦に総張り替した方法2より張りのある音がする。このとき、6弦はハードテンション弦の6弦を使うのだ。5弦から1弦のテンションからすると6弦だけ緩くなってしまうが、ノーマルテンション弦よりはいいだろう。(もしくは6弦のみアコースティックギター用のコンパウンド弦使用。テンションを他の弦と合わせ、音色はクラシックギターの音色をキープする。)



こうすることによって、チューニングはギターのそれと同じになり、さらに3弦は巻弦になったのでエッジの効いた音になる。現在もいろいろ弦を張り替えて最適な音を模索中だが、今のところ方法3が一番しっくりといく。音にシビアな人はナットやブリッジのミゾや傾きを調整する必要があるだろう。僕はそこまではやっていない。
※この他にもぺぺギター用の弦を使ってレギュラーチューニングにするという方法もある。

このようにギターと同じチューニングにすることによって、ギターのタブ譜を使って歌の伴奏をすることもできるようになる。ギターで弾き語りをする人はそのままギタレレでも弾き語りを楽しむことができるのだ。

ウクレレちっくに奏でたい人、ギターとして鳴らしたい人などギタレレの楽しみかたはいろいろだと思う。遊びの要素がつまったこのギター。自分なりの音、自分なりのスタイルで楽しんでみてはどうだろうか。


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スーパーミニなトラベルギター
ヤマハのギタレレGL-1
旅行に散歩、海に山にと大活躍!
スケール 433ミリ 全長 698ミリ
注)上記のギタレレの写真は、サイト運営者の個人所有のギタレレを、本サイト用に撮影し、使用しているものです。一部ブログで、この写真をイメージフォトとして無断で使用していることが確認されています。そのような行為は著作権侵害となりますので、ただちにお辞めください。
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