エジンバラ&郊外
僕がエジンバラについたのはもう夕暮れ時だった。イギリスはどこへいってもどんよりと曇が多く、急に晴れ間が見えたり雨が降ったりと気まぐれで、ここエジンバラも例外ではない。しかしスコットランドの首都エジンバラに着いて、切り立った崖の上に建つエジンバラ城を見た瞬間、この憂鬱な天気のことなどすっかり忘れてしまった。僕の頭の中でオーケストラの演奏がバーンと始まったような気がした。この圧倒的スケール感を持つエジンバラ城は、夜になるとライトアップされてその美しさをさらに増していた。
街の中心はウォーヴァリー駅。併設されたウォーヴァリーマーケット内には、旅行者向けのインフォメーションセンターもある。僕はスペインから来ていた3人組と友達になり、いっしょにパブでランチをとった。一人はギターが好きで、僕のギターを貸してあげるとパブの中でスタンド・バイ・ミーを歌い出した。シャイな日本人と違いスペイン人はかなり陽気な人種らしい。
スコットランド訪問の一番の目的は、ハイランドといわれる地方を観に行くこと。バスで行くハイランドツアーでは、バスの中で流れるお気に入りのバグパイプミュージックと、スコットランドの美しい風景が僕を満足させてくれた。写真に写っている大きな角の牛は、ハイランドカウといってこの地方の牛。こいつはバスで立ち寄ったドライブインのマスコットだ。体は大きいが手で餌をあげられるくらいおとなしい。
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Summer 2004