まずは3つのポイントから、自分の求めるタイプを探そう。


ポイント1 自分の旅のスタイルは?

車に入れて持ち歩く or 電車やバスで持ち運ぶ?

 車にギターを積んでギターと一緒に旅しよう、と思っているなら特別なミニギターやパーラーギターは必要ないでしょう。でも車の中でもギターを弾くならやはり小さいもののほうが取り扱いは便利ですね。

 電車やバスで旅をする人ならコンパクトで取り扱いのしやすいミニギターがいいでしょう。旅先では写真を撮ったり、駅で切符を買ったり地図を見たり。意外に両手はフル活用なのです。大きなギターを持っていてはすぐに疲れてしまうでしょう。映画に登場するマリアッチはギターケース一つで旅をしますが、実際の旅行では着替えやらガイドブックやらおみやげ、というようにギター以外の荷物もいっぱいあるはずです。そのうえ大きく重たいギターでは快適な旅は望めません

ポイント2 自分の演奏スタイルは?

コードでジャカジャカ or フィンガーピッキングでメロディアスに?

 ローコードを使ってジャカジャカとやるなら、ネックが12フレットジョイントのものでもいいでしょう。ストロークプレイなら音量も出し易いのでギター選びの幅が広がります。対してフィンガーピッキング派のギター選びは慎重にいきましょう。フィンガーピッキングで指板をめいっぱい使用する人やハイポジションを使ったプレイスタイルなら14フレットジョイントのものが良いでしょう。さらにギターの鳴りにも注意をはらったほうがいいですね。

ポイント3 楽器としてのクオリティは?

おもちゃでよい or いい音で奏でたい

 ミニギターやパーラーギターは1万円ぐらいからありますが、楽器としてのクオリティはまちまちです。もともと遊びの要素の強いギターなので遊び心や持ち運びしやすさに重点をおいているものも多いのです。それとは対称的に小さくても楽器としてのクオリティを追求しているタイプもあり、そういったものは高価です。
 海や山に持っていってラフに使用するならあまり高価なものは必要ないと思います。


さらに3つのチェックポイント

弦長

 ノーマルサイズのギターの弦長は25インチ(635ミリ)前後あるのに対してミニギターの弦長はまちまちです。僕のトラベルギターでいうと

タイニーボーイ 628ミリ
レディバード(Kヤイリ) 570ミリ
5−15(マーチン) 543ミリ

といった具合です。すべてレギュラーチューニング(EADGBE)にしてありますが弦長が短くなるとピッチがあわせにくくなります。5−15(マーチン)は弦のテンションがかなり緩いのでピッチをあげたほうが良いかもとは思っています。僕的な感覚でいえばレギュラーチューニングは『レディバード(Kヤイリ) 570ミリ』ぐらいまででそれより弦長が短いとレギュラーチューニングには向かないような気がします。

 トラベルギターでインストプレイを楽しむのなら弦長はさほど気にしなくてよいですが、歌の伴奏として使いたい人にはレギュラーチューニングできるギター、つまりある程度の弦長が確保されているものがよいでしょう。

ボディサイズ

 ボディサイズ、形状で音量、音質が決まるのでこれも注意したいところです。またあまりボディが小さいとヘッドの重さとのバランスが悪くなり、抱えたときにヘッド側が下がってしまいます。例えばノーマルサイズのドレッドノートギター。膝に乗せたときにヘッド側とボディ側の重さのバランスがちょうど良く、ギターが水平に保たれると思います。ミニギターでもこのバランスが重要です。選ぶときにはこのことを意識しておくとよいでしょう。

フィーリング

 気に入ったものが見つかったら購入前には必ず試奏するほうがよいでしょう。実際に抱えて弾いてみると楽器との相性がわかります。デザインやサイズが気に入っても実際に弾いてみないとこのフィーリングはつかめません。できるだけ多くのミニーギター、コンパクトギターを弾いてみるのがよいでしょう。


自分の理想のトラベルギターに出会うためのちょっとしたコツ。いかがでしたか。いいトラベルギターに出会えれば旅はもっと楽しくなることでしょう。


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トラベルギターを手に入れて旅に出かけようと考えている人はいませんか。ちまたにはミニギターやパーラーギターがあふれています。いろいろな種類や値段のものがありますが、いざ買おうとすると迷ってしまう人も多いのでは。初めての購入ならなおのこと。ここでは自分の理想とするトラベルギターに出会うためのちょっとしたコツを公開!
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