今回の旅は、茨城県の水郷、潮来(いたこ)。そして千葉県の水の郷、小江戸佐原である。
春に訪れた小江戸、川越が楽しかったので、また江戸の風情を味わいたいと思ったのがきっかけだ。
最初の見つけたのが小江戸佐原。ただ、このあたりは宿泊施設が少ないのですぐ近くの潮来を訪れて一泊。翌日は佐原観光となったわけだ。



東京駅から電車を乗り継いで2時間ちょっと。JR潮来駅へと到着だ。人の姿がほとんどない。駅にある観光案内所も人の気配がない。とりあえず観光マップを片手に駅の近くにある前川あやめ園へと向かう。あやめ園の前をながれる前川は水が溢れんばかりである。6月にはあやめ祭りが行われるというあやめ園もほとんど水没してしまって中を歩くことはできない。釣りをしていた少年が教えてくれたのだが、前日の台風の影響で水かさはいつもより50センチも増しているらしい。



それでも初めてみるこの景色は素晴らしい。あやめ園の横には船乗り場があって、ここから観光舟が出ているらしい。カスリのモンペ姿に潮来笠をかぶった女船頭が舟を操り、水郷の風情を楽しませてくれる、とガイドにはあったのだがここでも人の姿はなかった。



近くにある茅葺き屋根のお寺、長勝寺を散策したあと早々にホテルへと向かうことに。歩いて5、6分でめざす今晩の宿が見えてきたのだが、なにか様子が変だ。中は真っ暗で営業しているようには見えない。フロントでベルを鳴らすとスタッフが現われて、『昨日の台風で電気が止まっています。用意した近くの別のホテルへ御宿泊願いします。夕食は当ホテルで用意しますので、また迎えに参ります。まずは別のホテルへお送りします。』そんなに大変なことになっていたのだ。昨日の台風の雨と風はすごかったらしい。

ところが案内されたホテルがあまりにもよくない。さっきのホテルより2ランクは落ちるのだ。その後、迎えの車で最初のホテルへ戻って食事。電気が完全に復旧したというので、それならば、このホテルに戻してほしい、と交渉し当初の予定どうりこっちのホテルに泊まることとなった。だだし、さっきのホテルに荷物を取りに行かなくてはならない。食後のんびりというわけにもいかず、また車に乗せられて荷物を取って戻ってきた。さすがに行ったり来たりで疲れてしまった。

やっとこれで一安心と思いきやそうはいかなかったのだ。『電気は復旧しましたがエレベータは動きません。』『部屋は4階になります。』『お風呂は7階になります。』『お風呂のお湯はまだ温かくなっておりません。』とのこと。僕としては『……』という気持ちであった。

翌日は早々にチェックアウトして駅へ向かう。途中、北利根川の潮来港付近でカスリのモンペ姿に潮来笠をかぶったおばちゃん一団に遭遇。横を通りすぎようとすると、『ちょっとおにいさん!ギター弾いていきなさいよ。』 実は僕はおばちゃんには結構人気なのだ。ギターを持って旅をしているとよく『おにいさん!ギター弾いていきなさいよ。』といわれてしまう。よく見るとおばちゃんというよりはおばあちゃんといった感じである。真ん中にいた一番元気のいいおばあちゃんにギターを手渡して、『写真撮ってあげるよ!』というと大喜びをし笑顔になっていた。

その後、潮来駅から次ぎの目的地、千葉県の水の郷、小江戸佐原へと向かったのだ。



今回の旅のお伴はこのミニギター
タコマのパブーズ



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茨城県の水郷、潮来(いたこ)
October 2006
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