JR上野駅に着いたら不忍口の改札をぬけよう。目の前にあるのが東京文化会館。音楽や演劇の公演が行われているところだ。左となりにあるのが上野の森美術館。東京文化会館の右方向を進めばすぐのところにインフォメーションセンターもある。ここで各種美術館や文化施設の情報をゲットしてもいいだろう。写真は右から国立西洋美術館、東京国立博物館、東京都美術館、国立国際子ども図書館となっている。ほかにも国立科学博物館や国の重要文化財に指定されている旧東京音楽学校奏楽堂などがある。これらは上野公園の中央に位置する大きな噴水のある広場を中心に囲むように建っている。迷ったらこの広場み戻ってひとやすみすればいいだろう。
上野と聞いてイメージするものはなんだろうか?アメ横、バイク街、動物園、そんなところではないだろうか。原宿のような若者の町ではなく、表参道、代官山のようなお洒落な街でもない。上野公園の西郷さんの立つ広場から上野駅周辺を見下ろしてみるとアメ横へ流れる人の群れがみてとれる。東北の玄関といわれる上野駅には大きなバックをもった地方出身者や修学旅行生の姿も多い。そんな顔をもつ上野だがもうひとつの顔が『芸術と文化と緑があふれる街』だ。
これだけ沢山の芸術文化施設を一日で観て回るのはちょっと無理があるだろう。どこか一つか二つぐらいに絞って、残りは上野公園をブラブラと散策することをおすすめする。公園内にはいろいろおもしろいオブジェや芸術文化施設の看板がたっているので歩いているだけでもアートに触れるこができる。さらに公園内は木々の緑のアーチの中を道が縦横に伸びている。木々の隙間から見える青空は気分を爽快にしてくれるだろう。

東京都立美術館の敷地内にある大きな球体のオブジェはピカピカに磨かれていて自分の姿を写し出すことができる。おおきな凸型の鏡の中に立つ自分の姿はアンバランスでどこかユーモラスだ。国立科学博物館敷地内にあるのは大きなクジラのレプリカ。敷地内工事中のため塀がはりめぐらされているがしっぽが天高く突き出しているのがわかる。みたところシロナガスクジラのようだが頭が塀に隠れていて外からではよくわからなかった。
不忍池は大きく3つに分けられている。北側は上野動物園内に位置し水上動物園になっている。西側はボート乗り場があり、黄色やピンクのカラフルな足こぎボートをたのしむ姿もみられる。そして南側は蓮池となっていているのだがこちら側にあるのが下町風俗資料館だ。今ではめっきりみられなくなった赤い円柱型のポストが目印。ちなみにこのポストは飾りで投函はできない。

池の中央には弁天堂があり、石でつくられた大きな琵琶が建っていた。七福神のなかでは紅一点であり、琵琶といる邦楽器をもっているのがここに祀られている弁財天。
旧岩崎邸庭園をご存知だろうか。不忍池を抜けてすぐの池之端にある位置し、三菱の創始者岩崎家の本邸があった場所だ。上野に来たなら、ぜひとも訪れてほしい場所のひとつである。最寄駅は東京メトロ千代田線の湯島だがJR上野駅を下車して上野公園内を散策したあとで立ち寄ってみるのもいいだろう。美しい洋館と広い庭園を眺めながらお茶を楽しむこともできる。

近くには横山大観記念館がある。大観の住居だったこの場所では現在、彼の作品も展示されている。
緑とアートが溢れる街、上野
May 2005
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トラベルギターワールド ウェブマスター シノジロウ
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