March 2006
第二京浜をバスに乗ってしばらく行き、『本願寺裏』というバス停で下車する。たしかこのあたりに『池上梅園』はあるはずだが…、そう思ってあたりを歩いていると、何やら人の流れを見つけた。ついて行くと露店が並んでいる。盆栽屋さん、チョコバナナ屋さん、大阪焼き、お好み焼き、たこ焼き屋さん。このチョコバナナはおもしろい。1本のバナナを真ん中から二つに切って、バナナの頭とおしりをくっつけるように割り箸にさしているのだ。最近のこういうものなのだろうか。僕の知っているチョコバナナはそのまま丸ごと割り箸に刺さっているものだ。

売店を通り過ぎると池上梅園の入り口に続いていた。この祭りのような人の多さは、ここの梅の香りに引き寄せてられてきた人たちによるものだ。入園料の安さも魅力なのだろう。入り口で100円を渡して園内に足を踏み入れる。入園するとすぐ左手は斜面になっていて色とりどり鮮やかな梅の花が咲きほこっていた。圧巻である。紅白の梅の花は斜面を覆いつくし、その上には青空が続いていた。斜面の上は見晴台と呼ばれる高台になっている。せっかくだから登ってみたのだが素晴らしい景色はのぞめなかった。かつては建物も少なく、遠くまで見渡せなのだろうが…。

池上梅園は戦前は芸術家のアトリエとして、戦後は商人の別邸として使われており、その後、東京都へ譲渡されたということである。庭園内は和室棟のほかに聴雨庵・静月庵の二つの茶室、そして見晴台、それを取り囲む30種370本の梅の木。

茶室では和服をきた女性たちによるお茶会が催されていた。茶室や和室棟は料金を払えば利用できるということなので、今度は部屋からの庭園の眺めを楽しみたいものだ。ちなみにこの日も和室棟の部屋から庭の眺めを楽しんでいる人をみかけたが、庭園を埋め尽くす見物客の多さにちょっと引いてしまっているように見えた。

今回の散歩のお伴はこのギター
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池上梅園 370本の梅が奏でる
色鮮やかな花と香りのハーモニー