この銀杏並木は大正１２年に造られたものらしく、現在は東京のオシャレスポットとしてドラマなどでもよく登場するところだ。左右の歩道の両側に植えられた１４６本の銀杏は黄金の長いアーチのようで足下には黄金の絨毯が続いている。歩くたびに足下では銀杏の落ち葉が『カサカサ』と音をたて心地よい。並木の向う正面には絵画館が見え、見事な構図を作り上げている。
ベビーカーを押す若い親子や年輩のグループ、若いカップルなど多くの人がこのアーチの下での穏やかな時間を楽しんでいる。小さな子供たちは雪の上ではしゃぐように、落ち葉の上で笑顔を振りまいていた。歩道にはところどころベンチが設置してあり、そこで静かな時間を楽しむこともできる。黄色い落ち葉にあたる木漏れ日はその色をいっそう輝かせ、僕は落ち葉を数枚だけポケットにしのばせて銀杏並木をあとにした。
今回の散歩のお伴はこのギター
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