アムステルダム&ザーンセ・スカンス
バックパッカーなど若者に人気のあるアムステルダム。街の中心部ダム広場を中心に、すごい数の旅行者が往来している。ネットカフェやレストラン、ファストフード店にホテル、カメラ屋さんにみやげもの屋さんと、ありとあらゆるものが狭い範囲にひしめきあっているようだった。同じホテルに泊まったギリシア人と食堂で一緒に朝食を食べたが、彼もまた、アムステルダムの自由な雰囲気を楽しんでいる旅行者の一人だった。

それでもちょっと中心部をはずれれば運河の美しさが目にとまる。喧噪を抜け出しほっとした僕の横を、ブロンドの女性が自転車で颯爽と通り過ぎていった。この街は自転車が非常に多く、若者から年輩者まで男女をとわず皆、実用的な自転車に乗っている。白やカラフルな色の自転車はほとんどなく、ダークカラー。日本で言えば、昔の牛乳配達の人が乗っていたようなデザインのものが多かった。これはお国柄だろう。

僕はアムステルダムから程近い、風車の村があるザーンセ・スカンスへと向かった。オランダに来たらやはり風車を見ておかないと。川沿いに大きな風車が並んでいて、対岸から見る景色は爽快。村は昔のオランダの村を再現してあり、民族衣装と木靴を身に付けたスタッフも歩いている。日本でいうなら日光江戸村みたいなものだろうか。オランダ名物のあの木靴。履きずらそうにみえるが、日本人だって下駄という木のサンダルを履いている。日本人なら上手に履けるかもしれない、僕はそんなことを考えていた。


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Summer 2004
旅とメロディ