ベルリン
ヴァン・ヴェンダースが監督した作品『ベルリン・天使の詩』(1987)、続編の『時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース』(1993)という映画がある。ドイツ統合(1990)を挟んで創られたこの2作品は天使の視点から地上の人間を見つめた映画だ。後(1998)にハリウッドでリメイクされたのがニコラス・ケイジ、メグ・ライアン主演の『シティ・オブ・エンジェル』。

『ベルリン・天使の詩』で天使がいつも下界を見ているのが戦勝記念塔、ジーゲスゾイレ。そこから西へ進むとベルリン・ドイツ・オペラがあり、東はアレキサンダー広場へと続いている。途中には緑あふれるティーアガルデン、ブランデンブルグ門、ベルリン大聖堂などがある。

公園好きの僕がティーアガルデンのベンチでギターを弾いていると、自転車に乗ったドイツ人が近寄ってきた。ドイツ語だから全然わからなかったが、僕が2、3曲弾いている間、ずっと聞きいっていた。この公園は代々木公園をずーと、ずーと大きくしたような感じで広い芝生や林、川も流れている。僕はどこの国へいっても、こんな素敵な公園とギターがあれば楽しめてしまう。

ベルリンは東京に似ている、というのが僕の印象であり、街は一定の秩序によって動いているという気がした。真面目な国民性からきているのではないだろうか。


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Summer 2004
旅とメロディ