馬頭琴セット
月琴セット
中国琵琶セット
シタール特別セット
チャランゴ
Boo Champ
マーチン/バックパッカー
ギブソンL-1
Johnson Metal Body Ukuleles JM-981
Johnson Metal Body ギター JM-998-2
ジタン/マカフェリタイプ
リトルマーチンLXM
リトルマーチンLX1
リトルマーチンLXK2
楽器はいい音色であることは当然なのだが、僕は見た目のおもしろさやインパクトにグっときてしまう。
シタール、馬頭琴、中国琵琶。いろいろある楽しそうな楽器達。
馬頭琴
その名のとうりヘッドに馬の頭の彫り物が付いている馬頭琴。モンゴル語で『モリン・ホール』といいチェロのように弓で演奏する。弦や弓も馬の尾毛を使用するという馬づくしの楽器だ。このモンゴルを代表する民族楽器、馬頭琴はモンゴル民謡の伴奏でよく使われる。以前、井の頭公園で演奏している人を見たことがあるが草原の民が愛し続ける音色はどこか哀愁ただようものだった。
坂本竜馬が妻おりょうへプレゼントしたのがこの月琴という楽器だ。丸い胴がお月さまのようだから、という理由でこの名前がついたとか。短い棹と共鳴口のないボディからは高く澄んだ歯切れのいい音色が奏でられる。古代の月琴は棹が長かったらしく、その姿を今に残す長柄月琴(台湾では南月琴と呼ばれる)というのもある。中国では京劇で使われるが、日本ではちょっとめずらしい楽器だ。
月琴
中国琵琶
中国では琵琶を『ピーパ』と発音する。日本の琵琶がバチで弾く演奏するのにたいしてピーパは5本指に装着した義爪で音を奏でる。起源はペルシア(今のイランあたり)とされ、現在トルコ・イランにあるウード(オウド)の前身が西へ渡ってリュートギターとなり、中国ではピーパとして現在まで残ったらしい。手を外に推するのを「枇」、内に引くのを「杷」とよぶことから琵琶の名がついたという。
シタール
ビートルズのジョージ・ハリスンが演奏したことでも有名なシタール。14世紀にインド北部ので生まれたとされる。楽器としては意外に新しいのだ。その後改良が重ねられながら現在の形となった。シタールのおもしろいところは共鳴弦の存在だろう。まず主弦7本のうち4本はメロディを奏で、3本はリズムを刻む。13本の弦は直接は弾かずに共鳴させるためのものだ。
セルマーマカフェリ
ジプシー・ジャズには欠かせないこのギター。1932年から20年間で1000本程度しか作らされなかった。現在、様々なメーカーから出ているものはそのレプリカモデルである。マヌーシュ・ジャズの創始者ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトが使用していたことでも有名だ。分厚いピックでも力強いタッチがこのギターの特徴。映画 『スイング』 (邦題/僕のスイング)でもそのプレイを観ることができる。
チャランゴ
リゾネイター・ウクレレ
ロングネック・ウクレレ BOO CHAMP
バックパッカー
リトルマーチン
L1 ロバート・ジョンソンモデル
リゾネイター・ギター
通称ドブロギター。現在はナショナル社の一ブランドとなってしまったドブロ社で最初に開発されたギター。エレキギター登場以前で音を大きくするために開発された。その音の増幅器がリゾネイターといって、ボディに収まっている。ウッドボディにメタルボディ。トライコーン、シングルコーン。シングルコーンはスパイダーコーンとビスケットコーンといろいろなタイプのものがある。音色もタイプによってかなり異なる。
伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソンが使用していたのがギブソン社のL1。当時のスペックで再現されたのがこのモデルだ。L1は12フレットジョイントでボディも小ぶりなギターである。このギターでロバート・ジョンソンはクロスロードの伝説を残したのだ。ちなみに古いL1(1917頃)はアーチドトップで極太ネックだった。このロバート・ジョンソンモデルとはちょっと雰囲気が異なる。
小さくてかわいいマーチン社のミニサイズギター、それがこのリトルマーチンシリーズ。スケールが23インチ(584ミリ)あるのでレギュラーチューニングでの演奏を楽しめる。僕のトラベル用ミニギターKヤイリのレディバードはスケールが570ミリでぎりぎりレギュラーチューニングが可能だ。これより短いとレギュラーチューニングは難しくなるので、小さくても普通に弾けるギターとして、これはおすすめだ。
トラベル用に小さく持ち運びしやすく開発されたのがこのマーチンのバックパッカー。名前からして開発への意気込みが感じられる。現在出ているものは二代目で、ヘッドの形状などブラッシュアップされている。実際に弾いてみると音はこの小さいボディにしては悪くない。普通のギターのように抱えて弾くのは難しく、ストラップをつけるか太ももに立てて弾くのがコツだろう。
ソプラノボディに長いネックを取り付けた高木ブーシグネチャーモデルがこのBOO CHAMP。ブーちゃんという愛称がこのウクレレにはぴったりだ。デザインもユニーク! ウクレレは音は小さいが高音のやさしい音色が弾く者を幸せな気持ちにさせてくれる。ちなみに日本ではソプラノサイズがメジャーだが本場ハワイではワンサイズ上のテナーサイズが主流らしい。
音の増幅器、リゾネイターがついたウクレレ。興味のある人はナショナル社のウェブサイトとのぞいてみるといいだろう。いろいろと揃っている。ウクレレなので小さく場所をとらず、また工芸品としてもおもしろいので部屋に置いておくだけでも、その雰囲気を楽しめるはずだ。残念だがナショナル社のものは市場ではあまり見かけない。ジョンソンからも出ている。
アンデスの民族楽器チャランゴ。スペイン人が持ち込んだ楽器がルーツとされ、16−17世紀にボリビア南部で誕生した。フォルクローレといわれる5音音階で演奏され、現在でもボリビア・ペルー・アルゼンチン北部で演奏されている。チャランゴというとアルマジロの甲羅を使った共鳴ボディを思い出す人も多いのではないだろうか?現在ではアルマジロの減少のため木製ボディのものが主流となっている。
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