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May 2007
スウェーデン製の一眼レフカメラ
ハッセルブラッド
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スウェーデン製のカメラ、ハッセルブラッド。ある日、このカメラに偶然出会うことになった。
ある日の夕方、公園でギターを奏でていると、声をかけられた。『写真を撮らせてください』と。逆光になっていて、そのコントラストと沈みゆく夕日がビジュアル的に面白かったらしい。『あっ、そのまま弾いていてください』といわれた。つまり、夕暮れの景色の中もモチーフのひとつというわけだ。
そのカメラを見ると大きい。その風貌は、よく見かける一眼レフカメラのそれとはちょっと違うようだ。好奇心から触らせてもらうと、重たい。最近流行の軽量デジタル一眼レフとはまるで別ものだ。デジタルではなく6×6のフィルムを使っている。ずっしりと重たいカメラのボディを両手で抱えて、ファインダーをのぞくと真四角に切り取られた景色が見える。いつも見ている景色、そして、自分のカメラのファインダーから覗く景色とは違うのだ。
この重さのおかげで、手振れはしないという。たしかにコンパクトデジカメで写真を撮ると、シャッターを押した瞬間にボディがかすかに揺れてしまう。なるほど、と関心しながらそのカメラマンと少し話しをした。そして彼は夕暮れの一瞬の景色を切り取るために、立ち去っていった。
最近は、軽さや使いやすさが求められているカメラの世界だが、こんな重厚で素敵なカメラを操っている彼が、とてもかっこよく思えた。たまにはフィルムで写真を撮ってみようか、そんな気にさせられた。
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