ベルヴィル・ランデブー この映画、初めて観たのはハンガリーでだった。僕はハンガリー人の友人に薦められ小さなアート系映画館へ足を運んだ。客はほとんどなく静かなところでロビーにはカウチがあり、まったりとした雰囲気はクラブのようだった。 なぜか僕はこの映画を観ていて、子供の頃、初めて一人で観た映画『ルパン三世　ルパンVS複製人間』を思い出した。 このフランス人監督のアニメーションムービー。台詞はほとんどないのだが、観ていて飽きないし、ストーリーがおもしろい。特筆すべきはそのキャラクターだろう。オーバーな動きとデフォルメされたそのキャラクターはルパン三世のそれに似ていたのだ。 あまりフレンチアニメーションというものを知らないが、その表情、動き、かわいらしさがストーリーをぐいぐいと引っ張っていく。こんな映画をつくった監督は天才ではないかと思ってしまう。そして音楽は僕の好きなジャンゴへのオマージュらしく最高にクールだ。キレのよいジプシー・スイングがストーリーにメリハリを与え盛り上げているのだ。 さらに僕が魅かれたのはツール・ド・フランスがストーリーで重要な要素であることだ。僕はほとんど毎年、夏、某テレビ局が放送するツール・ド・フランスをみている。そんなこともあってこの映画が日本でも公開されると知ったときは心が躍った。そして新宿タイムズスクエアにある大きな映画館で大画面の中で繰り広げられていく迫力とキレのあるアニメーションとジプシー・スイングを十分楽しむことができたわけだ。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ☆関連記事を読んでみよう！ ＞エンターテイメントのトップページへ ＞『トラベルギターワールド』のトップページへ ☆掲示板に感想を書き込んでみよう！ ＞トラベルギターワールドBBS ☆映画『ベルヴィル・ランデブー』の 　あれこれを探してみよう！ ＞日本最大級ショッピングサイト！お買い物なら楽天市場 ☆映画『ベルヴィル・ランデブー』の本を探そう！ ＞楽天ブックス